dnjiro’s 9VAe blog

誰でもアニメが作れる無料ソフト9VAeきゅうべえ開発者のブログ

Python パイソンで エクセル表からファイルを作る方法

Python パイソンで エクセル表からファイルを作る方法を解説しました。Pythonで アニメを作る方法はこちらPythonの使い方はこちら

ほかの解説動画はこちら

目次

Python (パイソン) の入手

Windows の場合

ラズベリーパイの場合

Mac の場合

  • M1版 Macの場合、Python.jpのフルインストーラ版から、ダウンロードするのが簡単。ここ(pythonlinks.python.jp) からダウンロードできます。
  • IntelMac では、python (Ver2), python3(Ver3) が最初からはいっており、ターミナルから使えました。
  • ターミナルは「アプリケーション>ユーティリティ」の中にはいっています。ドックの上にターミナルアイコンをドラッグして登録しておくとよいでしょう。

python2 と python3 の違い

  • python2 と python3 で書き方が違うところがあるので注意(ネット上には、python2のプログラムもあり、そのまま python3で動かすとエラーになります)
  • プログラムに日本語を入れたいとき(表示したい文字が日本語など)は、python3 を使います。

 

Python (IDLE) の起動

Pythonを使ってみましょう。基本的な IDLE を使ってみます。

Windows の場合

  1. Windowsボタンをクリックし「python」と入力して、アプリ IDLE(Python) を実行。
  2. ターミナルから「idle」を実行してもかまいません。Python という名前で IDLE が起動します。

ラズベリーパイの場合

  1. 画面左上の Raspi ボタン>Programming(プログラミング) > Python の Shell ウィンドウ(実行画面)が開きます。

 

IDLE(Python)の操作

  1. Fileメニューから、New File を実行。エディタがひらきます
  2. ここに下のようなプログラムを入れます 
  3. Run メニューから、Run Module を実行
  4. Pythonウィンドウで実行されます。エラーがあれば、ここに表示されます

Python のプログラム 例1

下のような Python プログラムをいれてみましょう。

  1. エクセルから出力した CSVファイルを開く
  2. CSVファイルの各行を読み込んで、1行ずつ出力
  3. 終了を表示して入力待ちする

プログラム例を示します。

import os         # ファイル操作
srcCSV = "c:/test/test.csv"    # CSVファイル
fr = open(srcCSV,'r')
for ln in fr:
    print(ln)
fr.close()
a = input("***end*** ")
  • import os は、ファイル処理するときに必要です
  • srcCSV は、CSVファイルのフルパス。パスの区切りは「/」です
  • open がファイルを開く関数。'r' は読み出しの意味。
  • for ln in fr: は、ファイルを1行ずつ読み出して、ln にいれるの意味
  • print() でなかの変数を表示
  • Input() 文字入力関数で、"***end*** " を表示して入力待ちになります

UnicodeDecodeError: 'cp932' codec can't decode エラー

上のプログラムを実行すると、上のエラーが出ました。

cp932 は、Shift-JISのことです。open に 「encoding="utf-8"」をいれるとエラーが出なくなりました

fr = open(srcCSV,'r',encoding="utf-8")
  • Python のプログラムは、文字コード utf-8 で書かないといけないのですが、ファイル open の文字コードが、何も書かないと、Shift-JIS になるようです。初期のころ、WindowsMac も日本語の標準が Shift-JISだったなごりでしょう

 

Python のプログラム 例2

プログラムを改造していきましょう。

  1. エクセル行の最初の値が「Folder」の場合、その後ろにある文字列をとりだして、その名前のフォルダを作成する
  2. ルートフォルダの場所は、先頭で指定

下のようなCSVファイルを想定しています。

Folder,aaa,bbb,ccc
Data1,100,101,102
Data2,200,201,202

プログラム例を示します。

import os         # ファイル操作
import csv        # CSV処理
srcCSV = "c:/test/test.csv"    # CSVファイル(各自の環境に合わせて修正)
outDIR = "c:/test/"    # 出力先フォルダ(各自の環境に合わせて修正) fr = open(srcCSV,'r') cr = csv.reader(fr) for ln in cr: if ln[0] == "Folder": for nm in ln[1:]: dir = outDIR+"/"+nm if not os.path.exists(dir): os.mkdir(dir) print(ln) fr.close() a = input("***end*** ")
  • import csv で、csv.reader が使えるようになります
  • for ln in cr: の ln は、リスト(文字列の配列)になります
  • ln[0] は最初の文字列(先頭は0)
  • for nm in ln[1:] の ln[1:] はリストの2番目から最後まで。nmは名前になります
  • os.path.exists(dir) がファイル・フォルダの存在チェック
  • os.mkdir(dir) でフォルダ作成

Runメニュー>Run Module で実行します。エラーがなければ aaa,bbb,cccフォルダが作成されるはずです。

Python のプログラム 例3

さらに、プログラムを次のように改造しましょう。

  1. 作成した各フォルダの中に、テキストファイルを作成し、値をいれる
  2. テキストファイル名は、先頭列の名前にする

下のようなCSVファイルを想定しています。

Folder,aaa,bbb,ccc
Data1,100,101,102
Data2,200,201,202

プログラム例を示します。

import os         # ファイル操作
import csv        # CSV処理
srcCSV = "c:/test/test.csv"    # CSVファイル(各自の環境に合わせて修正)
outDIR = "c:/test/"    # 出力先フォルダ(各自の環境に合わせて修正) dirs = "" fr = open(srcCSV,'r') cr = csv.reader(fr) # csv読み出し for ln in cr: # 1行リスト if ln[0] == "Folder": dirs = ln # フォルダ名を記憶 for nm in ln[1:]: dir = outDIR+"/"+nm if not os.path.exists(dir): os.mkdir(dir) print(nm) continue # Folder行終了 for id,nm in enumerate(ln): #番号id と中身nm を取り出す if id > 0: txt = outDIR+"/"+dirs[id]+"/"+ln[0]+".txt" if os.path.exists(txt): os.remove(txt) # 存在していたファイルを削除 fw = open(txt,'x') # 'x'新規 'w'既存ファイルに書き込み 'a'追記 fw.write(nm) # 項目をテキストに書き込みます fw.close() # 書き込み終了 fr.close() a = input("***end*** ")

Runメニュー>Run Module で実行します。エラーがなければ 下のようなフォルダとファイルが作成されるはずです。

test
  ├──aaa
  │    ├──Data1.txt    
  │    └──Data2.txt    
  ├──bbb
  │    ├──Data1.txt    
  │    └──Data2.txt    
  ├──ccc
  │    ├──Data1.txt    
  │    └──Data2.txt

 

さらに勉強をすすめたいなら

9VAeきゅうべえに関する問い合わせ

 

 

 

 

PNG画像の背景を透明にする方法

背景が透明なPNG画像の作り方を解説します。

ほかの解説動画はこちら

 

透過PNGとは

  • PNG形式の画像は、画像の一部を透明・半透明にできます。
  • 下のアイコンの周りの青い色を透明にしてみます。



スマホWindows>remove.bg(Webサイト)

操作方法

  1. remove.bg を検索してひらく。クッキーについての説明「閉じる」
  2. 画像をアップロード
  3. 自動的に背景が透明になるので、OKならダウンロード
  4. 修正したい場合、「削除/復元(Erase/Restore)」ペンをタッチ
  5. 「Magic Brush」をONにして、修正したい部分をなぞって修正
  6. 「完了(Done)」>「ダウンロード」で結果を取得

 

Mac>プレビュー

  • Mac のプレビューで、透明にしたい部分を範囲選択し、削除して保存すれば、削除した部分が透明なPNGができます。
  • 画面を拡大して1画素単位で削除できるので、商用利用の場合はこちらで調整するとよいです

 

内容:


解説動画の作り方

この記事のひとコマ解説GIFは、フリーソフト9VAeきゅうべえで作成しています。

9VAeきゅうべえのダウンロード

↑これを見るとダウンロード、キーフレーム補間、SVGイラストをパーツ化して口パクさせる方法がわかります。パソコンでもiPadでも同じ操作です。

  • 9VAeきゅうべえで、キャプチャー画面に、矢印や説明を加え、ページに「ひとコマ」設定すると解説動画が作れます。
  • Youtube動画より短く、キャプチャー画面の羅列より見やすいのが特長です。
  • FFmpeg を使って Youtube 動画にすることもできます。

 

画面キャプチャ方法

OS
画面キャプチャ方法
保存先
 Windows
クリップボード
(ペイントに貼り付けて保存)
 Mac
  • Shift + Command + 4 (ShiftキーはZの左、スペースでウィンドウ指定)
デスクトップ
 Android
  •  電源 + 音量Down
 adbコマンド (開発者向け)
  •  adb shell screencap -p /sdcard/screen.png
     adb pull /sdcard/screen.png
フォトアプリ>
ライブラリ>
Screenshots
 
iPhone / iPad
  •  ホームボタン + 電源ボタン
  • サイドボタン + 音量UP
写真>
アルバム>
スクリーンショット
 Linux Mint
  • Print Screen キー
クリップボード
ファイル
 Amazon Fire
  • 電源 + 音量Down 1秒長押し
  • USBケーブルでPCと接続し、
    設定>接続デバイス>USB>ファイル転送
ピクチャ >
スクリーンショット
 Chromebook
  • Shift + Ctrl + ウィンドウ一覧キー(上の中央のキー)
マイファイル >
ダウンロード

キャプチャ画像を転送する方法はこちら

キャプチャ画像を9VAeに読みこむ

f:id:dnjiro:20220119095713g:plain

  1. 画像入力ボタン「山」でキャプチャ画像を読み込む
  2. 画像の中心の「+」をクリック。メニューから「ステージの大きさにする」
  3. 画像の中心の「+」をクリック。メニューから「ページを画像に合わせる」

文字、矢印を入れる

f:id:dnjiro:20220119131719g:plain

  1. 文字入力ボタン「A」で数字を入力
  2. 角の■をドラッグでサイズ変更。
  3. 中心の「+」または枠線のドラッグで移動
  4. 線の種類ボタンをクリック。メニューから「→」で矢印に設定
  5. 折れ線ボタンをクリック
  6. 開始点
  7. 終了点
  8. 選択ボタンで入力終了
  9. 太さ設定ボタン。メニューから「太くする」で太くできます。
  10. 文字入力ボタン「A」で説明文章を入力
  11. 背景の色を設定
  12. 線の種類メニューの「ー」で枠線がつきます
  13. 太さ設定ボタン。メニューから「太くする」で太くできます。

文字の色、縁、影をつける

f:id:dnjiro:20220119140955g:plain

  1. 文字を選ぶ
  2. 文字タブ2をクリック
  3. 文字の色をクリック
  4. 赤に設定
  5. 文字と矢印をドラッグして選ぶ
  6. 図形タブ1をクリック
  7. 線の種類から「縁をつける」
  8. 線の種類から「影をつける」、線の種類から「広く」
  9. 線の色「赤」

ひとコマアニメーションにする

  1. ページ時間をクリック。メニューから「ひとコマ」を設定。これでアニメーションができます。
  2. プレイボタンで再生してみましょう。入力した順番に文字、矢印がでてきます。
  3. これで1ページ完成です。続きを作りたい場合は、ページの右側の「+」をクリックし「続きのページを作る」で、2ページ目が作成できます。

アニメGIF、動画出力

  • ファイルメニュー>アニメGIF出力」または「動画出力」で、好きなサイズのアニメGIF または MP4動画 が作成できます。
    Win / RaspberryPi / Linux版 でMP4動画を作るには FFmpeg が必要Youtube解説
  • スマホの場合、端末内の「9VAe」フォルダの中に出力されます。フォトアプリで、「端末内の写真>9VAe」で見ることができます。
  • アニメGIFは、背景を透明にできます。音がいれられません。
  • MP4動画には音が入れられます。Youtubeに投稿できます。Youtubeに投稿する場合、1秒30コマ、高さ720 または 1080 で出力するとよいでしょう。

 

 

9VAeをつかえば素材動画が作れる 

      • 9VAeきゅうべえを使えば、オリジナルの素材動画が簡単に作れます。
      • Openclipart や  FreeSVG などフリーのSVGイラストをつかって動くキャラクタが作れます。
      • 動画編集ソフトで動画に合成できます。

OS

無料動画ソフト

9VAeで作れる素材

Windows

CapCut

AviUtl

MP4

連番PNG または MP4

Mac/iPhone/iPad

CapCut

iMovie

MP4 

MP4

Android

CapCut

PowerDirector

MP4

GIF または MP4

作り方

 

      • もっと長いアニメを作ることもできます。以下をご覧ください。

9VAeきゅうべえ:長いアニメを作る方法 - Qiita

 

 

9VAeきゅうべえに関する質問

 

 

9VAeきゅうべえの色処理の調査

無料アプリ9VAeきゅうべえの色処理に誤差が生じているのでは、という報告があったので、調べてみました。

ほかの解説動画はこちら

 

9VAeきゅうべえとは

  • 9VAe は、イラストに動きをつけてオリジナル動画素材が作れる無料のモーショングラフィックスアプリです。上のタイトルも9VAeで作成しました。

9VAeきゅうべえのダウンロード

白の値、色再現性

9VAeに白い画像とカラーパレットを配置し、それを出力したときに白色がどういう値になるか、カラーパレットの色の値が再現されるか調べました。

OS 
 Windows版 
 Windows11(WSA)版 
Mac
 ios/iPad版 
 Android版 
 
PNG出力 ff ff ff, ok ff ff ff, ok ff ff ff, ok ff ff ff, ok  ff ff ff, ok  
アニメGIF出力 ff ff ff, ok* ff ff ff, ok* ff ff ff, ok* ff ff ff, ok*  ff ff ff, ok*  
MP4出力 fc ff fc, no ff ff ff, no ff ff ff, no ff ff ff, no ff ff ff, no  

 

  • Windows版のMP4出力で、白の値が変わっていますが、MP4動画を作成する前の連番画像の白は(ff ff ff)でした。したがって、ffmpegの処理で色がかわっているようです。MP4動画は非可逆圧縮で、色情報も極力情報量を減らすため、色情報が変わるのもやむを得ないみたいです。また、MP4を再生するプレーヤーの特性や、色空間やホワイトバランスなども関連するようで、値を合わせるのは難しいみたいです。
  • アニメGIFは色が256色に制限されており、画像の色が256色以内なら再現されています

 

内容:


解説動画の作り方

この記事のひとコマ解説GIFは、フリーソフト9VAeきゅうべえで作成しています。

9VAeきゅうべえのダウンロード

↑これを見るとダウンロード、キーフレーム補間、SVGイラストをパーツ化して口パクさせる方法がわかります。パソコンでもiPadでも同じ操作です。

  • 9VAeきゅうべえで、キャプチャー画面に、矢印や説明を加え、ページに「ひとコマ」設定すると解説動画が作れます。
  • Youtube動画より短く、キャプチャー画面の羅列より見やすいのが特長です。
  • FFmpeg を使って Youtube 動画にすることもできます。

 

画面キャプチャ方法

OS
画面キャプチャ方法
保存先
 Windows
クリップボード
 Mac
  • Shift + Command + 4 (ShiftキーはZの左、スペースでウィンドウ指定)
デスクトップ
 Android
  •  電源 + 音量Down
 adbコマンド (開発者向け)
  •  adb shell screencap -p /sdcard/screen.png
     adb pull /sdcard/screen.png
フォトアプリ>
ライブラリ>
Screenshots
 
iPhone / iPad
  •  ホームボタン + 電源ボタン
  • サイドボタン + 音量UP
写真>
アルバム>
スクリーンショット
 Linux Mint
  • Print Screen キー
クリップボード
ファイル
 Amazon Fire
  • 電源 + 音量Down 1秒長押し
  • USBケーブルでPCと接続し、
    設定>接続デバイス>USB>ファイル転送
ピクチャ >
スクリーンショット
 Chromebook
  • Shift + Ctrl + ウィンドウ一覧キー(上の中央のキー)
マイファイル >
ダウンロード

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キャプチャ画像を9VAeに読みこむ

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  1. 画像入力ボタン「山」でキャプチャ画像を読み込む
  2. 画像の中心の「+」をクリック。メニューから「ステージの大きさにする」
  3. 画像の中心の「+」をクリック。メニューから「ページを画像に合わせる」

文字、矢印を入れる

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  1. 文字入力ボタン「A」で数字を入力
  2. 角の■をドラッグでサイズ変更。
  3. 中心の「+」または枠線のドラッグで移動
  4. 線の種類ボタンをクリック。メニューから「→」で矢印に設定
  5. 折れ線ボタンをクリック
  6. 開始点
  7. 終了点
  8. 選択ボタンで入力終了
  9. 太さ設定ボタン。メニューから「太くする」で太くできます。
  10. 文字入力ボタン「A」で説明文章を入力
  11. 背景の色を設定
  12. 線の種類メニューの「ー」で枠線がつきます
  13. 太さ設定ボタン。メニューから「太くする」で太くできます。

文字の色、縁、影をつける

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  1. 文字を選ぶ
  2. 文字タブ2をクリック
  3. 文字の色をクリック
  4. 赤に設定
  5. 文字と矢印をドラッグして選ぶ
  6. 図形タブ1をクリック
  7. 線の種類から「縁をつける」
  8. 線の種類から「影をつける」、線の種類から「広く」
  9. 線の色「赤」

ひとコマアニメーションにする

  1. ページ時間をクリック。メニューから「ひとコマ」を設定。これでアニメーションができます。
  2. プレイボタンで再生してみましょう。入力した順番に文字、矢印がでてきます。
  3. これで1ページ完成です。続きを作りたい場合は、ページの右側の「+」をクリックし「続きのページを作る」で、2ページ目が作成できます。

アニメGIF、動画出力

  • ファイルメニュー>アニメGIF出力」または「動画出力」で、好きなサイズのアニメGIF または MP4動画 が作成できます。
    Win / RaspberryPi / Linux版 でMP4動画を作るには FFmpeg が必要Youtube解説
  • スマホの場合、端末内の「9VAe」フォルダの中に出力されます。フォトアプリで、「端末内の写真>9VAe」で見ることができます。
  • アニメGIFは、背景を透明にできます。音がいれられません。
  • MP4動画には音が入れられます。Youtubeに投稿できます。Youtubeに投稿する場合、1秒30コマ、高さ720 または 1080 で出力するとよいでしょう。

 

 

9VAeをつかえば素材動画が作れる 

      • 9VAeきゅうべえを使えば、オリジナルの素材動画が簡単に作れます。
      • Openclipart や  FreeSVG などフリーのSVGイラストをつかって動くキャラクタが作れます。
      • 動画編集ソフトで動画に合成できます。

OS

無料動画ソフト

9VAeで作れる素材

Windows

CapCut

AviUtl

MP4

連番PNG または MP4

Mac/iPhone/iPad

CapCut

iMovie

MP4 

MP4

Android

CapCut

PowerDirector

MP4

GIF または MP4

作り方

 

      • もっと長いアニメを作ることもできます。以下をご覧ください。

9VAeきゅうべえ:長いアニメを作る方法 - Qiita

 

 

9VAeきゅうべえに関する質問

 

 

フリパクリップやアイビスペイントより簡単な、ベクトルアニメの作り方

フリパクリップやアイビスペイントはビットマップ方式のアニメーションアプリなので絵を何枚もかかないといけません。それに対し、ベクトル方式の9VAeきゅうべえは、絵をほとんど描かずにアニメが作れます。ベクトルアニメーションの作り方を解説しますイラストを動かす方法はこちら

ほかの解説動画はこちら


youtubeでみる

9VAeきゅうべえとは

  • 9VAe は、イラストに動きをつけてオリジナル動画素材が作れる無料のモーショングラフィックスアプリです。この解説も9VAeで作成しました。

9VAeきゅうべえのダウンロード

 

フリパクリップや最近アニメも作れるようになったアイビスペイントはビットマップ方式のアプリです。セルアニメーションの作り方で、絵を何枚も描けるアニメータに適したツールです。

アニメを動かすには、絵が何枚必要かを考え、各フレームの絵を描く必要があります。これは初心者にとって大変な作業です。

 

9VAeきゅうべえは、絵を描くのが苦手な人でも、アニメが作れるよう設計されたアプリです。動きをみてから、おかしい部分を後から簡単に修正できます。ビットマップ方式では何枚も絵を描きなおす必要があるため大変です。

 

フリパクリップと、9VAeきゅうべえはアニメの作り方が全く違います。説明しましょう。なお9VAeでも何枚も絵を描くことができ、ビットマップ方式と同じこともできます。

 

ビットマップ方式とベクトル方式の違い

  • ビットマップ方式とベクトル方式では、絵の記録方法が違います。ビットマップ方式は、絵の色情報を1ドットごとに記録する方法で、写真や動画の保存に使われます。アプリではペイントブラシが有名です。
  • ベクトル方式は、絵を図形の重なりで表現する方法で、各図形の色と頂点の座標を記録します。プレゼンテーションソフトの PowerPointイラストレータが有名です。
  • フリパクリップは、ビットマップ方式で、9VAeきゅうべえはベクトル方式です。

  • ビットマップ方式は画像を縮小すると、1ドットにたくさんの色が混ざります。それを拡大すると、混ざった色から元の色が復元できないのでぼんやりした絵になります。線と線を重ねると、下の線の色が消えてしまうため、あとから線を分離しすることができません。
  • ベクトル方式は、画像を拡大・縮小すると、頂点の座標を拡大、縮小してから図形を描きなおすので、拡大、縮小を繰り返してもぼけません。図形は別々に描画するので、重なっている図形をばらばらに分解することができます。
  • 後から編集したい場合はベクトル方式が優れています。

 

 

ボールがはずむ

フリパクリップを最初に起動すると、ボールがはずむアニメーションの作り方が説明されます。絵を順番に描きますが、実際の動きをフレームに分割した形を描く必要があります。その絵が描ける人がアニメータで、フレーム分解がうまくできれば、気持ち良い動きになります。

9VAeは、フレーム分解ができない人を対象にしており、つぎのようにします。

・まずボールがはずむ動きをつくる

・動きのタイミングをグラフで調整する

・動きの速さを調整する

この操作を行う過程で、絵を描きなおす必要がありません。

具体的な方法を説明しましょう。

 

続きのページを作成、移動

往復をいれる

時間調整

登録して動きグラフをつける

 

動きのパーツ化

  • 9VAeのもう一つの特長は、動きのパーツ化です。アニメをつくると、人が歩きながら進むとか、鳥が羽ばたきながら飛ぶとか、繰り返して動くパーツが移動するシーンがよくあります。
  • このアニメーションを作るときに、歩いている人、羽ばたいている鳥をまず作成し、それを軌道に沿って移動させるように作れば制作が簡単になります。フリパクリップでは、同じ操作を繰り返すにはフレームをコピーする必要があります。それを少しずつ移動させなければならず非常に大変です。
  • 9VAeは、簡単にパーツ化ができます。パーツアニメのことをアニメキャストと呼びます。

複数ページを選択してカット

アニメキャストの作成

次ページにリンクコピー

動き矢印を修正

アニメキャストは図形と同じように扱える

  • アニメキャストを図形と同じように扱えるのが9VAeのすごい点です。
  • 拡大縮小、点の修正、色の変更、複製など、普通の図形と同じように処理できます。ほかのアプリではパーツ化したものは通常の図形とは異なり、専用の処理しかできないことが多いです。9VAeは同じ操作ができるので覚えることが少ないです。
  • アニメキャストと図形を選んで、新しいアニメキャストを作ることも普通にできます。これで階層的なパーツ化ができるので、かなり複雑なアニメが作れます。

アニメキャストを複製して色をつける

アニメキャストを別のアニメにして修正

  • 同じパーツは同じアニメキャストにしておけば、1ヶ所修正すれば、全部が修正されます。
  • 別のアニメにして修正すれば、別のパーツになります。

 

 

内容:


解説動画の作り方

この記事のひとコマ解説GIFは、フリーソフト9VAeきゅうべえで作成しています。

9VAeきゅうべえのダウンロード

↑これを見るとダウンロード、キーフレーム補間、SVGイラストをパーツ化して口パクさせる方法がわかります。パソコンでもiPadでも同じ操作です。

  • 9VAeきゅうべえで、キャプチャー画面に、矢印や説明を加え、ページに「ひとコマ」設定すると解説動画が作れます。
  • Youtube動画より短く、キャプチャー画面の羅列より見やすいのが特長です。
  • FFmpeg を使って Youtube 動画にすることもできます。

 

画面キャプチャ方法

OS
画面キャプチャ方法
保存先
 Windows
クリップボード
 Mac
  • Shift + Command + 4 (ShiftキーはZの左、スペースでウィンドウ指定)
デスクトップ
 Android
  •  電源 + 音量Down
 adbコマンド (開発者向け)
  •  adb shell screencap -p /sdcard/screen.png
     adb pull /sdcard/screen.png
フォトアプリ>
ライブラリ>
Screenshots
 
iPhone / iPad
  •  ホームボタン + 電源ボタン
  • サイドボタン + 音量UP
写真>
アルバム>
スクリーンショット
 Linux Mint
  • Print Screen キー
クリップボード
ファイル
 Amazon Fire
  • 電源 + 音量Down 1秒長押し
  • USBケーブルでPCと接続し、
    設定>接続デバイス>USB>ファイル転送
ピクチャ >
スクリーンショット
 Chromebook
  • Shift + Ctrl + ウィンドウ一覧キー(上の中央のキー)
マイファイル >
ダウンロード

キャプチャ画像を転送する方法はこちら

キャプチャ画像を9VAeに読みこむ

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  1. 画像入力ボタン「山」でキャプチャ画像を読み込む
  2. 画像の中心の「+」をクリック。メニューから「ステージの大きさにする」
  3. 画像の中心の「+」をクリック。メニューから「ページを画像に合わせる」

文字、矢印を入れる

f:id:dnjiro:20220119131719g:plain

  1. 文字入力ボタン「A」で数字を入力
  2. 角の■をドラッグでサイズ変更。
  3. 中心の「+」または枠線のドラッグで移動
  4. 線の種類ボタンをクリック。メニューから「→」で矢印に設定
  5. 折れ線ボタンをクリック
  6. 開始点
  7. 終了点
  8. 選択ボタンで入力終了
  9. 太さ設定ボタン。メニューから「太くする」で太くできます。
  10. 文字入力ボタン「A」で説明文章を入力
  11. 背景の色を設定
  12. 線の種類メニューの「ー」で枠線がつきます
  13. 太さ設定ボタン。メニューから「太くする」で太くできます。

文字の色、縁、影をつける

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  1. 文字を選ぶ
  2. 文字タブ2をクリック
  3. 文字の色をクリック
  4. 赤に設定
  5. 文字と矢印をドラッグして選ぶ
  6. 図形タブ1をクリック
  7. 線の種類から「縁をつける」
  8. 線の種類から「影をつける」、線の種類から「広く」
  9. 線の色「赤」

ひとコマアニメーションにする

  1. ページ時間をクリック。メニューから「ひとコマ」を設定。これでアニメーションができます。
  2. プレイボタンで再生してみましょう。入力した順番に文字、矢印がでてきます。
  3. これで1ページ完成です。続きを作りたい場合は、ページの右側の「+」をクリックし「続きのページを作る」で、2ページ目が作成できます。

アニメGIF、動画出力

  • ファイルメニュー>アニメGIF出力」または「動画出力」で、好きなサイズのアニメGIF または MP4動画 が作成できます。
    Win / RaspberryPi / Linux版 でMP4動画を作るには FFmpeg が必要Youtube解説
  • スマホの場合、端末内の「9VAe」フォルダの中に出力されます。フォトアプリで、「端末内の写真>9VAe」で見ることができます。
  • アニメGIFは、背景を透明にできます。音がいれられません。
  • MP4動画には音が入れられます。Youtubeに投稿できます。Youtubeに投稿する場合、1秒30コマ、高さ720 または 1080 で出力するとよいでしょう。

 

 

9VAeをつかえば素材動画が作れる 

      • 9VAeきゅうべえを使えば、オリジナルの素材動画が簡単に作れます。
      • Openclipart や  FreeSVG などフリーのSVGイラストをつかって動くキャラクタが作れます。
      • 動画編集ソフトで動画に合成できます。

OS

フリーソフト

9VAeで作成する素材動画

Windows

AviUtl

連番PNG または MP4

Mac/iPhone/iPad

iMovie

MP4 または QuickTime(古いMac)

Android

PowerDirector

GIF または MP4

作り方

 

      • もっと長いアニメを作ることもできます。以下をご覧ください。

9VAeきゅうべえ:長いアニメを作る方法 - Qiita

 

 

9VAeきゅうべえに関する質問

 

 

Windows版 9VAe をしゃべらせる方法:ひとコマ解説

無料アプリ9VAeきゅうべえ Windows 版にしゃべる機能を追加する方法を説明します。作業時間は15分程度です。

ほかの解説動画はこちら


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9VAeきゅうべえとは

  • 9VAe は、イラストに動きをつけてオリジナル動画素材が作れる無料のモーショングラフィックスアプリです。この解説も9VAeで作成しました。

9VAeきゅうべえのダウンロード

 

9VAe Ver1.3 からしゃべる機能を追加しています。しゃべるソフトは、OSごとに異なるアプリを使います。現在、LinuxWindowsMacintoshAndroid/ChromebookAmazon Fireがしゃべります。

 

OS
音声合成
インストール方法
Youtube解説
Windows
SofTalk
eSpeak(英語)
下の説明
見る
Linux
Open JTalk
eSpeak(英語)
こちら
見る
Macintosh
Kyoko
インストール不要
 
Android /
Chromebook
インストール不要
 
Amazon Fire
Mizuki

設定>端末オプション>

キーボードと言語>

読み上げ機能の設定>

追加音声のダウンロード>

日本語(Mizuki

 

 

SofTalk のインストール (Windows)

  1. 上のサイトを開き、左側の「ダウンロード」をクリック
  2. 「最新場^ジョン」をクリック
  3.  stn019363.zip(こちらでもよい)をクリックしてダウンロード
  4. ダウンロードしたZIPファイルを右ボタンでクリック。「すべて展開」
  5. 展開してできたフォルダをダブルクリックして開きます。
  6. SofTalk」フォルダのなかに、「SofTalk.exe」がはいっています。これを、9VAeきゅうべえに設定します。

 

9VAeにSofTalkのパスを設定する

9VAeに文字を入れ、中心メニューから「しゃべる」を2回実行すると、SofTalkの設定画面が開きます。

  1. 9VAeの文字ボタン「A」で何か文字をいれます。「12345」でもよいです。
  2. 選択枠の中心の「+」をクリック。
  3. メニューの「しゃべる」をクリック。これで文字に「しゃべる」が設定されます。
  4. もう一度、選択枠の中心の「+」をクリック。
  5. メニューの「しゃべる」をクリック。
  6. 音声合成ツールを設定してください」が表示されるので「OK」をクリック。
  7. 上でダウンロードした「SofTalk.exe」を選んで設定してください。
  8. もう一度、選択枠の中心の「+」をクリックして「しゃべる」をクリックすると、SofTalkが起動し、しゃべるはずです。

女声の設定

右側の文字パレットの配置属性メニューに「男がしゃべる」「女がしゃべる」の設定があります。文字を選んで「女がしゃべる」にすると女声になります。

もう一度「女がしゃべる」(または男がしゃべる)をクリックすると、文字のしゃべる設定が解除されます。

 

時間の自動調整

  1. ページの時間をクリックし、メニューから「ひとコマ」に設定。これだけで時間が自動設定されます。
  2. プレイボタンで再生してみましょう。

 

 

Windows10/11 Microsoft Haruka の声でしゃべらせる

Windows10/11 の場合、SAPIという仕組みを使って、Microsoftが提供する音声を、SofTalkにしゃべらせることができます。

  • SofTalk(9VAeで一度しゃべらせると、SofTalkが起動します)の「声」の設定をひらくと「Microsoft Ayumi」や「Microsoft Haruka」などの声がリストされます。
  • 9VAeは、男声か女声のいずれか選んでしゃべらせることができますが、それぞれ、SofTalk のどの声でしゃべらせるか、「9va_data」フォルダのsetup.ini に書き込まれます。
  1. 9VAe(9vae-win.exe )のあるフォルダを開きます
  2. 「9va_data」フォルダを開きます
  3. setup.ini」をダブルクリック
  4. 9VAeで一度しゃべらせた後なら、以下のように書かれているはずです。
talkMan=SofTalkの場所\Softalk\stn019363\softalk\SofTalk.exe
voiceMan=/M:4 /V:50 /S:100 /O:100
voiceWman=/M:2 /V:50 /S:100 /O:100

この中の voiceWman= を以下のように書き換えると、Microsoft Haruka でしゃべるようになります(Windows 10/11 の場合)。

voiceWman=/M:22 /V:100 /S:150 /O:100

/M: や /V: は、SofTalk の音声パラメータです。数値を変更すれば口調が変わります。

記号
意味
補足
/M:
種類

4:男の声 2:女の声 22:Microsoft Haruka (Win10/11)

23:Microsoft Ichiro (Win10/11)

/V:
音量
50が標準
/S:
スピード
100が標準
/O:
声の高さ
100が標準

 

voiceMan=/M:23 /V:100 /S:150 /O:100

 

とすると、Microsoft Ichiro でしゃべります。/M: の後ろの番号は環境によって変化することがあるようです。

 

Open JTalk(メイ)でしゃべらせる

OpenJTalkは、名古屋工業大学で開発されたオープンソース音声合成エンジンです。SofTalkから利用できるWindows版エンジンが以下から入手できます。

  1. 上から「ダウンロード」「パズル」をクリックし、OpenJTalkSAPI_101.zip(こちらでもよい)をダウンロード。
  2. ZIPを解凍し、JTalkSetup.exe を実行。
  3. 「SAPI5が登録されていません。登録しますか」に「はい」。SAPI は音声制御APIです。これでSofTalkから、OpenTalkが使えるようになります。

SofTalkをいったん閉じて再起動し、声の種類をみると、「メイ(Normal)」が追加されているはずです。

9va_data\setup.ini を変更すれば、Meiでしゃべらせることができます。

  1. 9VAe(9vae-win.exe )のあるフォルダを開く
  2. 「9va_data」フォルダを開く
  3. setup.ini」をダブルクリック
  4. 「voiceWman=」の後ろの文字を以下のように変更し、保存します。/M:の数字が声の指定です。環境によっては異なる番号が正しいかもしれません。うまくいかない場合は違う番号 (/M:28 など) でためしてみてください。
voiceWman=/M:27 /V:50 /S:150 /O:100 
または
voiceWman=/M:28 /V:50 /S:150 /O:100

Open JTalk 男声を追加

OpenJTalk 男声の声をダウンロードし、JTalkSetup.exe で声を追加すれば、男声でしゃべれるようになります。

  1. 上から「HTS voice version1.0.5 BinaryPackage」ここでもよい をダウンロード。

 

  1. 上をクリック。「7-Zip Windows版 32bit または 64bit 」をダウンロード
  2. ダブルクリックして実行。
  3. インストール先のフォルダを指定してインストール
  4. 7ZIPをインストールしてから、ダウンロードした hts_voice...(tar.gz) をマウス右ボタンでクリック。メニューに「7-Zip」が追加されているはずです。
  5. 7-Zip」「ここに展開」。これでhts_voice...tar ができます。
  6. もう一度 hts_voice...(tar) をマウス右ボタンでクリック。
  7. 7-Zip」「ここに展開」。これで「hts_voice_nitech_jp..._m001-1.05」フォルダができます。
  8. この中の「nitech_jp..._m001.htvoice」が音声です。これを「JTalkSetup.exe 」をつかってSAPI5に追加します。「JTalkSetup.exe 」を実行。管理者権限が必要なので「はい」
  9. 「追加」ボタンをクリック。
  10. 「参照」ボタンをクリック。7Zipで解凍した「nitech_jp..._m001.htvoice」を選んで「開く」
  11. 性別を「Male」に変更。名前は、m001 としましょう。
  12. SofTalk をいったん閉じて、再起動(9VAeでしゃべらせても起動します
  13. SofTalk の声の設定を開くと「m001」が追加されているはずです。

 

追加した声でしゃべるようにするには、9va_data\setup.ini を修正します。

  1. 9VAe(9vae-win.exe )のあるフォルダを開く
  2. 「9va_data」フォルダを開く
  3. setup.ini」をダブルクリック
  4. 「voiceMan=」「voiceWman=」の後ろの文字を以下のように変更し、保存します。

voiceMan=/M:26 /V:100 /S:150 /O:100
voiceWman=/M:28 /V:50 /S:150 /O:100

これで、OpenJTalkの男声、女声でしゃべるようになります。/M:の後ろの声の番号は、環境や音声のインストールの順番によって別の数字になるかもしれません。いろいろ試してみてください。また、音声データ(.htvoice)を入手すれば、ほかの声でしゃべらせることもできると思います。

 

SofTalkがしゃべらない、またはエラー終了する場合

  • Windowsの言語設定が「日本語」優先になっているかどうか確認してください。9VAeが英語メニューで起動する場合は日本語になっていない可能性があります。
  1. Windowsボタンから「設定」画面を開きます。
  2. 「言語」を検索し「言語の設定」をクリック
  3. 「優先する言語」の一番上が日本語でない場合は、日本語にします。
  4. 「地域設定」を「日本語」にします。
  5. 一度再起動してください。
  • OpenJTalk の声をつかった場合、せりふが多いとエラーになる場合がありました。その場合は、ほかの声でためしてみてください。

 

英語でしゃべらせる方法

  • Windows版9VAe で英語をしゃべらせるには、eSpeak のインストールが必要です。
  • 普通に入力した文字は日本語(SofTalk)でしゃべります。
  • 文字を選択し、右側の文字パレットで「英語(2)」に設定します。この設定では、日本語メニューでは表示されず、ヘルプメニュー>English で英語メニューに変更したときに表示されるようになります。(同じアニメに日本語、英語を混在させせ切り替えて表示するために使います)
  • この文字を選択し、中心の+メニューから「しゃべる」を実行すると、最初に、eSpeak.exe の設定になり、2回目から英語(eSpeak)でしゃべります。
  • eSpeak を導入すると、SofTalk の声の番号がかわる場合があります。日本語の声がかわったら、声の番号(setup.ini)を変更してください。 

 

 

音声つき動画出力

  • ffmpeg があれば、Windows版9VAeきゅうべえで音声つきMP4動画を作成できます。ffmpegの入れ方はこちらYoutube解説
  • ファイルメニュー「動画出力」で、MP4動画保存先、サイズ、秒コマを指定してMP4動画が作れます。Youtubeなどに投稿するなら、高さを 720 または 1080。秒コマ数は、30で出力するとよいでしょう。

動画出力した例です。OpenJTalkの音声を使っています。


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内容:


解説動画の作り方

この記事のひとコマ解説GIFは、フリーソフト9VAeきゅうべえで作成しています。

9VAeきゅうべえのダウンロード

↑これを見るとダウンロード、キーフレーム補間、SVGイラストをパーツ化して口パクさせる方法がわかります。パソコンでもiPadでも同じ操作です。

  • 9VAeきゅうべえで、キャプチャー画面に、矢印や説明を加え、ページに「ひとコマ」設定すると解説動画が作れます。
  • Youtube動画より短く、キャプチャー画面の羅列より見やすいのが特長です。
  • FFmpeg を使って Youtube 動画にすることもできます。

 

画面キャプチャ方法

OS
画面キャプチャ方法
保存先
 Windows
クリップボード
 Mac
  • Shift + Command + 4 (ShiftキーはZの左、スペースでウィンドウ指定)
デスクトップ
 Android
  •  電源 + 音量Down
 adbコマンド (開発者向け)
  •  adb shell screencap -p /sdcard/screen.png
     adb pull /sdcard/screen.png
フォトアプリ>
ライブラリ>
Screenshots
 
iPhone / iPad
  •  ホームボタン + 電源ボタン
  • サイドボタン + 音量UP
写真>
アルバム>
スクリーンショット
 Linux Mint
  • Print Screen キー
クリップボード
ファイル
 Amazon Fire
  • 電源 + 音量Down 1秒長押し
  • USBケーブルでPCと接続し、
    設定>接続デバイス>USB>ファイル転送
ピクチャ >
スクリーンショット
 Chromebook
  • Shift + Ctrl + ウィンドウ一覧キー(上の中央のキー)
マイファイル >
ダウンロード

キャプチャ画像を転送する方法はこちら

キャプチャ画像を9VAeに読みこむ

f:id:dnjiro:20220119095713g:plain

  1. 画像入力ボタン「山」でキャプチャ画像を読み込む
  2. 画像の中心の「+」をクリック。メニューから「ステージの大きさにする」
  3. 画像の中心の「+」をクリック。メニューから「ページを画像に合わせる」

文字、矢印を入れる

f:id:dnjiro:20220119131719g:plain

  1. 文字入力ボタン「A」で数字を入力
  2. 角の■をドラッグでサイズ変更。
  3. 中心の「+」または枠線のドラッグで移動
  4. 線の種類ボタンをクリック。メニューから「→」で矢印に設定
  5. 折れ線ボタンをクリック
  6. 開始点
  7. 終了点
  8. 選択ボタンで入力終了
  9. 太さ設定ボタン。メニューから「太くする」で太くできます。
  10. 文字入力ボタン「A」で説明文章を入力
  11. 背景の色を設定
  12. 線の種類メニューの「ー」で枠線がつきます
  13. 太さ設定ボタン。メニューから「太くする」で太くできます。

文字の色、縁、影をつける

f:id:dnjiro:20220119140955g:plain

  1. 文字を選ぶ
  2. 文字タブ2をクリック
  3. 文字の色をクリック
  4. 赤に設定
  5. 文字と矢印をドラッグして選ぶ
  6. 図形タブ1をクリック
  7. 線の種類から「縁をつける」
  8. 線の種類から「影をつける」、線の種類から「広く」
  9. 線の色「赤」

ひとコマアニメーションにする

  1. ページ時間をクリック。メニューから「ひとコマ」を設定。これでアニメーションができます。
  2. プレイボタンで再生してみましょう。入力した順番に文字、矢印がでてきます。
  3. これで1ページ完成です。続きを作りたい場合は、ページの右側の「+」をクリックし「続きのページを作る」で、2ページ目が作成できます。

アニメGIF、動画出力

  • ファイルメニュー>アニメGIF出力」または「動画出力」で、好きなサイズのアニメGIF または MP4動画 が作成できます。
    Win / RaspberryPi / Linux版 でMP4動画を作るには FFmpeg が必要Youtube解説
  • スマホの場合、端末内の「9VAe」フォルダの中に出力されます。フォトアプリで、「端末内の写真>9VAe」で見ることができます。
  • アニメGIFは、背景を透明にできます。音がいれられません。
  • MP4動画には音が入れられます。Youtubeに投稿できます。Youtubeに投稿する場合、1秒30コマ、高さ720 または 1080 で出力するとよいでしょう。

 

 

9VAeをつかえば素材動画が作れる 

      • 9VAeきゅうべえを使えば、オリジナルの素材動画が簡単に作れます。
      • Openclipart や  FreeSVG などフリーのSVGイラストをつかって動くキャラクタが作れます。
      • 動画編集ソフトで動画に合成できます。

OS

フリーソフト

9VAeで作成する素材動画

Windows

AviUtl

連番PNG または MP4

Mac/iPhone/iPad

iMovie

MP4 または QuickTime(古いMac)

Android

PowerDirector

GIF または MP4

作り方

 

      • もっと長いアニメを作ることもできます。以下をご覧ください。

9VAeきゅうべえ:長いアニメを作る方法 - Qiita

 

 

9VAeきゅうべえに関する質問